カリキュラム改革にともなう学問基礎科目の変更点の検証

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Title
カリキュラム改革にともなう学問基礎科目の変更点の検証
Title Alternative
How the New Curriculum Has Affected Academic Core Subjects
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特集Ⅱ「全学共通教育新カリキュラム」

はじめに

 本稿の目的は、平成29年度に行われた全学共通教育カリキュラム改革にともなう学問基礎科目の変更点について検証することである。
 今年度の全学共通教育カリキュラム改革にともなう学問基礎科目の変更点は大きく二点挙げられる。ひとつは、疑似クォーター型科目として開講し、学問基礎科目におけるクォーター制の適用を判断すること。もうひとつは、文系理系に偏らない履修という観点から、学問基礎科目の履修方法に制限を設けることである。
 まず、クォーター制の適用を判断することについて、これまでの経緯を整理しておこう。本学では平成29年度よりクォーター制が導入され、全学共通教育の主題科目において適用された。学問基礎科目については、平成29年度に疑似クォーター型科目として開講し、クォーター制適用の可否を検討することが、前年度の議論で決まっている。疑似クォーター型科目としての開講とは、全16回の学問基礎科目を前半と後半とに分けて中間評価を行うことであり、それによって、セメスター型科目のまま、クォーター型科目のメリット・デメリットを検証できるものとして期待された。本学のクォーター制の目的は、教育効果の向上、具体的には幅広い学びの機会を学生に提供することにある。そのため、全学共通教育におけるクォーター制適用の範囲が、主題科目に限定されれば、幅広い学びの機会が限定されたものとなる。こうした観点から、学問基礎科目におけるクォーター制適用の判断には大きな注目が集まっている。
 一方、履修方法の制限については、昨年度の特集論文「全学共通教育「学問基礎科目」における「文系」・「理系」の履修について」(石井 2017)において、その経緯が詳細に述べられている。その内容を要約すると、次のとおりである。第2期中期目標・中期計画に基づき行われた、全学共通教育カリキュラムの検証と見直し(平成25・26年度)の中で、文系学生が文系科目ばかり、理系学生が理系科目ばかり専門に偏った履修をしていることが問題点として挙げられた。それに対し、教育戦略室より、学問基礎科目の履修方法に制限を設ける、という改革の方針が示された。確かに、共通教育スタンダード「広範な人文・ 社会・自然の知識」を徹底させるためにも何らかの改革が必要となる。そこで、平成27・28年度にかけて共通教育委員会において学問基礎科目の履修制限の在り方について議論がなされ、卒業要件単位の見直しが行われた。平成29 年度入学生より、学問基礎科目の文系科目、理系科目それぞれの履修単位数が定められている。
 以上、二点の変更点について、学生及び担当教員はどのように受け止めたのか、本稿ではアンケートの結果をもとに検証を行う。

Author
著者 西本 佳代
著者(ヨミ) ニシモト カヨ
著者(別表記) NISHIMOTO Kayo
Publication Title
香川大学教育研究
Publication Title Alternative
JOURNAL OF RESEARCH IN HIGHER EDUCATION KAGAWA UNIVERSITY
Volume
15
Start Page
81
End Page
87
Publisher
香川大学大学教育基盤センター
Publisher Aalternative
Higher Education Center,Kagawa University
Published Date
2018-03
ISSN
1349-0001
NCID
AA1197154X
Resource Type
Departmental Bulletin Paper
Language
jpn
Text Version
publisher
Set
香川大学
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