全学共通科目「書物との出会い」の本格実施をむかえて

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URI http://shark.lib.kagawa-u.ac.jp/kuir/metadata/28425
Title
全学共通科目「書物との出会い」の本格実施をむかえて
Title Alternative
Implementing the "Discovering the Joy of Learning through Reading" in the General Education Curriculum
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Description

■調査研究

はじめに

 学生が本を読まなくなったと言われて久しい。だが、効果的な対策がなかなか見つからないのが実状である。しかし、どの大学でも手を拱いているわけではない。読書案内の冊子やHPを作成する試みが各地で行われているし、本学でも、学生が自分で読み進めていけるようにと、数年前から、簡単なコメントを付した教員お勧めの図書のリスト(リーディングリスト)を作成し、HPで公開している。また、大学入門ゼミでは、初年次学生のために、情報の整理の仕方をはじめ、文章の要約方法、レポートの書き方など、基礎的なアカデミックスキルの習得のための授業を実施している。このような授業や図書リストの提供は、初年次教育には不可欠のものであり、今後も点検を重ねながら実を挙げて行く必要がある。本学では、これに加えて新たに、本を読む意義を学生に伝えるための授業を構想した。名づけて「書物との出会い」。
 本学の共通教育の目標は、21世紀を生きる人間に必要な教養を身につけるために人文・社会・自然に関する幅広い知識を学ぶことにある。学生は授業を受けることを通して、現代社会が直面する諸課題を認識しその解決の方向性をつかむことが求められる。しかし、もちろん授業だけでは限界がある。それぞれの学問領域の研究の方法や知識の体系を学生が関心を持って理解できるように教員が授業を工夫する必要はあるが、学問的な知識を幅広く理解するには、やはり、学ぶ者自身が本を読まなければならない。私たちが学問の世界に入ったのは、大学の知的雰囲気の中で、今まで知らなかったものの見方や、新しい世界を示してくれる優れた書物に出会ったためであろう。この時の驚きや感激が学問研究の原点である。私たちが「書物との出会い」という授業を構想したのは、学生が学問的見方のおもしろさの一端に触れ、そこで知的世界の広がりや深さを予感し、読書による探求になじんでほしいと願ったからである。それを伝えるためにはお勧めの本を少し詳しく紹介するに如くはないと考えたのである。

Author
著者 斉藤 和也
著者(ヨミ) サイトウ カズナリ
著者(別表記) SAITO Kazunari
著者 中谷 博幸
著者(ヨミ) ナカタニ ヒロユキ
著者(別表記) NAKATANI Hiroyuki
著者 佐藤 慶太
著者(ヨミ) サトウ ケイタ
著者(別表記) SATO Keita
著者 西本 佳代
著者(ヨミ) ニシモト カヨ
著者(別表記) NISHIMOTO Kayo
Publication Title
香川大学教育研究
Publication Title Alternative
JOURNAL OF RESEARCH IN HIGHER EDUCATION KAGAWA UNIVERSITY
Volume
15
Start Page
131
End Page
145
Publisher
香川大学大学教育基盤センター
Publisher Aalternative
Higher Education Center,Kagawa University
Published Date
2018-03
ISSN
1349-0001
NCID
AA1197154X
Resource Type
Departmental Bulletin Paper
Language
jpn
Text Version
publisher
Set
香川大学
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