香川県の社寺林(1)調査法と結果の概要

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URI http://shark.lib.kagawa-u.ac.jp/kuir/metadata/3147
Title
香川県の社寺林(1)調査法と結果の概要
Title Alternative
Precinct woods of shinto shrines and buddhist temples in Kagawa prefecture (1) Methods of survey and outlenes of results
File
Description

香川県内382社寺の植物を調査し, その内の303社(307区)の植生調査, 概況調査, 保護利用状況調査を行った。その結果, アカマツ・クロマツ・アラカシ・ツブラジイ・クスノキ・サカキ・ヤブツバキ・ウバメガシ・エノキ・ムクノキ・モッコク・ヤブニッケイ等の混交林が最も多く, 以下, クロマツ林, ツブラジイ林, アラカシ林, ウバメガシ林, アカマツ林・・・等々が確認できた。また, 島嶼部, 海岸付近, 平野部, 山間部等によって樹林の差異が認められた。 金比羅宮(琴平町), 藤尾神社(高松市), 大水上神社(高瀬町), 天川神社(琴南町), 川上神社(綾上町), 水主神社(大内町)等, 内陸から山間地の社叢はよく発達しており, 保存状況も良好なものが多かった。保存をおびやかす要因の主なものは, 人間の立ち入り, 下刈・伐採, 道路・遊園地の開設, 周辺の開発, 病害虫(マツクイムシ)等であった。環境保全や記念物の指定, 宮司の居住により管理がゆきとどいている社寺林以外は, 保護管理が充分でなく多くの社叢はしだいに縮小され姿を消しつつあった。また, スギ・ヒノキを植林するために, 従来の樹林の一部または大部分を伐採した所もあった。 本調査は過去10年間(およそ300社寺は3年間)のもので, 調査期間中1~2ヵ月で道路その他の工事で社叢の大部分が消えた例からも, 社寺によっては, 現在多生とも変貌していることが予想される。

Author
著者 新居 正敏
著者(ヨミ) ニイ マサトシ
著者(別表記) Nii Masatoshi
Publication Title
香川生物
Volume
19
Start Page
75
End Page
84
Publisher
香川生物学会
Published Date
199202
ISSN
0287-6531
NCID
AN00038146
Resource Type
Journal Article
Language
jpn
Text Version
publisher
Set
香川大学
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