香川の社寺林(3)創祀年代と社叢の構成樹種について
URI | http://shark.lib.kagawa-u.ac.jp/kuir/metadata/3167 | ||||||
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Title |
香川の社寺林(3)創祀年代と社叢の構成樹種について
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Title Alternative |
Precinct woods at shinto shrines and buddhist temples in Kagawa prefecture (3) Founded ages of shrines and species composition
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File |
AN00038146_21_25.pdf
( 478.0 KB )
Open Date
:2012-03-27
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Description |
香川県内424社寺林の植生調査にもとづいて創祀年代の明らかな神社の社叢の高木(上層)と, これに近い亜高木(中層)の被度を, 3階級に分けて, 創祀年代(年代の古いものから新しいものへ)と社叢の構成樹種との関係を解析する基礎データをまとめた。 その結果, 創祀年代お古い社叢には, 本県の原植生と思われるツブラジイ, タブノキ, カゴノキ, カシ類(シリブカガシ等), ヤブツバキが比較的多く見られたが年代順にはっきりした差異はあまり認められなかった。新しい社叢には, アカマツ, コナラ, アベマキ等の二次林を形成する樹種が多く見られ, 年代をさかのぼるにつれて, アカマツや落葉広葉樹林から照葉樹林へと変化の傾向が見られるが結論を出すまでのデータは得られなかった。アラカシ, クスノキのようにどの年代の社叢にも多く分布している樹種もあった。栽植と思われるスギ・ヒノキは, どの年代の社叢にも多く見られた。個体数は多かったが, 高木(上層)または, これに近い亜高木(中層)では少なかったものに, ネズミモチ, ヒサカキ, シャシャンボ, ネジキ, ヤブツバキ, カクレミノ等があった。 タケ類(モウソウチク, ハチク, マダケ等)が社叢に多く侵入しているが, 今後, 調査の必要がある。 |
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Author |
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Publication Title |
香川生物
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Volume |
21
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Start Page |
25
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End Page |
32
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Publisher |
香川生物学会
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Published Date |
199405
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ISSN |
0287-6531
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NCID |
AN00038146
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Resource Type |
Journal Article
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Language |
jpn
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Text Version |
publisher
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Set |
香川大学
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