兵庫県西部(一宮町・大屋町)におけるカワネズミ Chimarrogale platycephala の分布

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タイトル
兵庫県西部(一宮町・大屋町)におけるカワネズミ Chimarrogale platycephala の分布
タイトル(別表記)
Distribution of the Japanese water shrew, Chimarrogale platycephale, in the western part of Hyogo prefecture, Japan
ファイル
内容記述

兵庫県内において瀬戸内海に流れる揖保川水系倉床川と公文川, 日本海に流れる円山川水系明延川において, 2002年10月21日~2003年12月12日の期間に金属性のはじきワナによってカワネズミChimarrogale platycephala45個体を捕獲し, 上顎歯左右16本の磨耗状態と繁殖状態から幼体, 成体前期および成体後期とみなすことができる年齢群に分け, 分布を調べた。2.5万分の1の地図で上流から初めて分岐が起こるまでの区間を1次の水流とすると, 上流域に流れ込む1次の水流ほどカワネズミが分布するというわけではなかった。沢沿いに尾根までワナを設置したが, カワネズミは尾根から水平距離500m以内では分布が確認されなかった。また, 尾根の標高が高くなると標高が高いところでも捕獲されることが示唆された。河川にある建造物で高さ4m以上のものを「砂防壁」と定義し, 「砂防壁」の上流部と下流部でのカワネズミの分布について考えると(上流部とは「砂防壁」より上流の河川をさし, 下流部とは「砂防壁」から他の河川と初めて合流する地点までの区間をさす), 8例中5例で「砂防壁」の下流部で捕獲された。したがって, 「砂防壁」が造られる過程で生じる濁水により一時的に下流部では生息できなくなったとしても, カワネズミが生息する河川と合流していたり, 「砂防壁」の上流部に生息していたりする場合などは, 何年か経つと再び生息することが示唆された。

著者
著者 古田 洋理
著者(ヨミ) フルタ ヨウリ
著者(別表記) Furuta Youri
掲載誌
香川生物
31
開始ページ
33
終了ページ
44
出版者
香川生物学会
出版年月日
200406
ISSN
0287-6531
NCID
AN00038146
資料タイプ
学術雑誌論文
言語
日本語
出版社版
区分
香川大学
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