香川大学におけるデートDVの実態 ─コンプライアンス教育のための実態把握─

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Title
香川大学におけるデートDVの実態 ─コンプライアンス教育のための実態把握─
Title Alternative
Perceptions of Dating Violence among Kagawa University Students
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Description

はじめに
 本研究の目的は、香川大学生のデートDVの実態を明らかにし、その結果をもとに大学におけるコンプライアンス教育の在り方について考察することである。
 大学生の問題行動や犯罪などの不祥事は昔から存在していたが、現在では、学生の不祥事が生じると大学がメディアに向かって謝罪し、不祥事対策を講じ、それを発信する必要性が生じている。抑止のしようがない問題への対策を講じることの是非はともかくとして、近年、社会からの要請によって大学が不祥事対策としてコンプライアンス教育を強化しなければならない状況に陥っていることは確かである(大久保・西本、2016)。他方、大多数の学生は規範意識も高く、問題を起こさない(大久保・西本、2016)。そのため、単に、学生の規範意識を高めることだけを目的とするのではなく、他者が問題を起こした場合、あるいは起こしそうな場合にどう振る舞うかを考えさせること、すなわち規範意識が援助行動につながるような教育が、コンプライアンス教育の一環として求められる。
 こうした問題意識から、大久保・西本(2016)は、コンプライアンス教育を行う際におさえておくべき、大学生の問題行動の実態について調査を行った。その結果、香川大学1年生においては、未成年飲酒や飲酒後の自転車運転などのアルコールに関する問題行動の該当者が比較的多いことなどが明らかになった。しかしながら、交際相手に対する問題行動については、被加害経験などを確認するにとどまり、十分にその実態を明らかにすることができなかった。
 ストーカーやデートDV、リベンジポルノの問題など、近年、恋愛がリスク化した可能性があり、若者の恋愛離れが進んでいるという(牟田、2015)。恋愛すらリスク化した社会で、どのように他者との関係を構築するのか。問題が生じた際の被加害者にならないのはもちろんのこと、被加害者になった友人にどのように接するのか、あるいは交際相手との適切な関係をどのように想定するのかなど、ここから学生が学ぶべき点は多数あるはずである。そこで、本研究では、香川大学生を対象とした質問紙調査から、デートDVの実態を明らかにする。その結果から、大学におけるコンプライアンス教育の在り方について考察したい。

Author
著者 大久保 智生
著者(ヨミ) オオクボ トモオ
著者(別表記) OKUBO Tomoo
著者 西本 佳代
著者(ヨミ) ニシモト カヨ
著者(別表記) NISHIMOTO Kayo
著者 影山 澄香
著者(ヨミ) カゲヤマ スミカ
著者(別表記) KAGEYAMA Sumika
Publication Title
香川大学教育研究
Publication Title Alternative
JOURNAL OF RESEARCH IN HIGHER EDUCATION KAGAWA UNIVERSITY
Volume
14
Start Page
85
End Page
100
Publisher
香川大学大学教育基盤センター
Publisher Aalternative
Higher Education Center,Kagawa University
Published Date
2017-03
ISSN
1349-0001
NCID
AA1197154X
Resource Type
Departmental Bulletin Paper
Language
jpn
Text Version
publisher
Set
香川大学
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